憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会

2022.05.03 ニュース

【報告】5/3公開憲法フォーラムを開催しました!(令和4年5月3日)

令和4年5月3日、500名参加のもと「第24回公開憲法フォーラム」を東京・砂防会館で開催しました(共催:民間憲法臨調/美しい日本の憲法をつくる国民の会)。会場参加での開催は実に3年ぶりとなり、同時にライブ中継も行われました。

「憲法改正で危機突破を!―各党は参院選で改憲の必要性を訴えよ―」をテーマに掲げたフォーラムでは、岸田文雄・自民党総裁がビデオメッセージを寄せられ、自民党の古屋圭司氏(自民党憲法改正実現本部長)、公明党の濱地雅一氏(公明党憲法調査会事務局長)、日本維新の会の足立康史(日本維新の会憲法改正調査会長)、国民民主党の玉木雄一郎氏(国民民主党代表)が、各党の憲法改正に関する考えを表明しました。

フォーラムの全映像と、岸田文雄自民党総裁メッセージ、プログラム、声明文を以下に掲載いたします。

●第24回 公開憲法フォーラム【全映像】
https://youtu.be/iaAy-vJXEuM
 

 

●岸田文雄自民党総裁メッセージ
https://youtu.be/AL10KUYwJEA

 

憲法フォーラムのアンケート募集中(下記アドレスより、5/31まで)
https://forms.gle/rVD86RqcyMGsSFAc8


■プログラム(敬称略)
※司会・内田 智 弁護士

○主催者開会挨拶
西 修 民間憲法臨調副代表
○来賓挨拶
逢見 直人 富士社会教育センター理事長
○基調提言
櫻井よしこ ジャーナリスト
○ビデオメッセージ
岸田 文雄 自民党総裁
○各界からの提言
織田 邦男 元空将・麗澤大学特別教授
河田 惠昭 関西大学特別任命教授
松本 尚 日本医科大学特任教授・衆議院議員
○各党代表挨拶
古屋 圭司 自由民主党憲法改正実現本部長
濵地 雅一 公明党憲法調査会事務局長
足立 康史 日本維新の会憲法改正調査会長
玉木雄一郎 国民民主党代表
○結 語
田久保忠衛 美しい日本の憲法をつくる国民の会共同代表
○声明文発表・手交
○閉会の挨拶
百地 章 美しい日本の憲法をつくる国民の会幹事長


■声明文
第二十四回公開憲法フォーラム声明文

憲法改正で危機突破を!―各党は参議院選挙で改憲の必要性を訴えよ

現在、わが国は、数年前には予想すらできなかったほどの未曽有の国難のさなかにある。

国内に目を向ければ、一昨年来、新型コロナウィルス感染症が幾度も大流行を繰り返し、現在も一時より落ち着いてきたとはいえ、なお収束の兆しをみせず、再流行の危険性が指摘されている。また三月十六日深夜に宮城・福島両県を中心に発生した地震は、我々に東日本大震災を想い起させた。我々は、いつどこで感染症の流行や大規模自然災害に直面してもおかしくない国土に住み暮らしているのである。

海外に目を転ずれば、二月二十四日に始まったロシアによるウクライナ侵略は、国際法を踏みにじる力による現状変更への挑戦が実際に起こりうること、また国連安全保障理事会の機能不全など、国際社会の冷厳な現実をわが国に突きつけた。

このウクライナの現実は、軍事的拡張を続け尖閣諸島周辺海域での領海侵入を恒常化させている中国、核弾頭を搭載した弾道ミサイル開発をやめない北朝鮮、北方領土を不法占拠するとともに我が国周辺での軍事訓練を活発化させているロシアと、「力による現状変更」を目指す国々を隣国に持つわが国にとっては、他人ごとではない。例えば、毎日新聞世論調査(三月十九日)では、「日本の安全保障が脅かされる不安」を八十七%が感じるとし、産経・FNN合同世論調査(三月二十一日)では、「中国の武力による台湾や尖閣諸島の危機につながる可能性」を八十四・二%が懸念しているとしている。

ところが緊急事態の発生や安全保障上の危機を想定していない現行憲法が、わが国が危機を突破するための諸施策を実施する際の壁となっていることは、今日、誰の目にも露わとなってきている。

ここに、第二十四回公開憲法フォーラムの開催にあたり、我々は、感染症の収束や安全保障上の危機克服に向けて国民の団結を呼びかける。それとともに国会ならびに各党各会派に対しては、国家の独立と国民の命と生活を守るため、憲法改正によって国難に対処できるよう、来る参院選において堂々と改憲の必要性を国民に訴えるともに、結束して改憲内容の早急な合意形成を図るよう、強く要望する。

令和四年五月三日
「21世紀の日本と憲法」有識者懇談会(通称 民間憲法臨調)
美しい日本の憲法をつくる国民の会